プライズ株式会社 内田孝輔

文書作成ソフトといえばマイクロソフトの「Word」を思い浮かべる人も多いでしょう。そんな中、「flouu」という文書作成ソフトが登場し、話題を集めています。このflouuを開発したのが、プライズ株式会社の代表取締役CEOの内田孝輔さんです。2004年に早稲田大学を卒業後、NTT東日本に入った後、コンサルティング会社に入社、その後、新規事業の立ち上げのマネージャーを複数の企業で務めた内田孝輔さん。立ち上げた分野はすべて異業種という中、2018年にプライズ株式会社を立ち上げます。起業のきっかけは家族の時間を作れなかったということ。これではいけないと考え直し、効率的なことを考え、労働生産性を高めるための起業を決断します。その1つが文書作成ソフトだったというわけです。

「flouu」についてですが、数人での同時編集が可能であり、文書作成のページにチャット機能があることで、リアルタイムに意見を出し合い、それを反映させられます。また、文書を簡単に探せるようにするなど、時間を有効に活用できるというわけです。いわばWordの機能にChatworkを付けたようなものであり、リアルタイムでの共有が行われるようになって、時間的余裕が生まれるようになりました。営業において、たくさんのマニュアルがそれぞれのパソコンの中にあり、集約をさせるのが大変だったものが、それを1つにまとめられ、ラベルをつけることで文書が見つけやすく、共有できるようになったのも大きな部分です。

内田さんは仕事の非効率のことを摩擦と呼び、少しでもこの摩擦を少なくしようとした結果、flouuの開発を行いました。働き方改革もあり、少しでも生産性を上げることを心がけ、20123年には海外展開を行うという野望もお持ちです。あくまでも文書作成ソフトは非効率の1つの作業であり、まだまだ多くの非効率な仕事が存在すると言われています。そんな中で、プライズ株式会社は日本はもちろんのこと、世界から非効率をなくすことを使命に掲げており、その夢は壮大です。

年収こそ定かではありませんが、様々な企業の立ち上げに協力していることから、年収そのものはそれなりのものを確保している可能性が考えられます。資産に関してもそう遠くない未来に株式上場をする可能性が考えられるので、資産などもそのあたりに明らかになるでしょう。世界から非効率をなくす、その夢は無謀にも思えるほど大きいですが、内田さんであればそれを可能にさせてくれることでしょう。日本から非効率が消えることを願うばかりです。