西川徹 株式会社Preferred Networks

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人工知能開発を手掛け、ベンチャー企業の中でも企業価値の高さが注目を集める株式会社Preferred Networks。その会社で社長を務めるのが西川徹さんです。1982年11月9日生まれ、今年で38歳となる西川徹さんは東京都の出身です。小学生の時から受験に取り組んでいた西川徹さん、理数系は得意だったものの、文系は苦手、それによるモチベーションの低下が見られた中、西川徹さんの父親は当時高価だったパソコンをエサに、筑波大駒場に合格すればプレゼントすると提案、結果は合格、実際にパソコンを買ってもらいました。


そのパソコンをまるでおもちゃのように使いだした西川徹さん、中学生の頃にはノートパソコンを買ってもらい、プログラミングをなんと授業中にやりだします。にもかかわらず、筑波大駒場では先生がそれに指導もしなかったため、どんどん上達。大学は日本の最高学府の東京大学。中学の頃から東大理学部情報科学科に入ることを願い、実現させてみせます。起業を決意したのは大学4年、プログラミングの世界大会に進出し、チーム力さえあれば大企業に匹敵する会社になると考えたからです。


2006年に起業した西川徹さん、東大生と京大生を集めたスタートでしたが、営業を務めるのは人見知りでありながら社長になった本人。最初は苦戦しますが、段々と結果を残し売上を伸ばしていきます。西川徹さんのポリシーとして、外部資本は入れないことを決めています。これは多くの投資家が資本に入れば意見がたくさん出て、その意見に翻弄されて会社が崩れていく光景を実際に見たからです。技術を理解しない人と一緒になったところで、いつかは仲たがいを起こす、そう思っています。現在は機械学習に力を入れており、日本を代表する人工知能機械学習の会社として発展するかに注目が集まります。


西川徹さんの年収ですが、年収そのものは高いことが予想され、1000万円を超えている可能性は高いです。外部資本は入れないと語っていた西川徹さん、実際には博報堂ファナックなど有名企業からの資金調達を行っているなど、株式上場の可能性も考えられます。人工知能機械学習など、その分野では世界に後れをとっているのが実情です。それでも、日本のトップランナーとして少しでも上を目指して世界に追いつき、いずれは追い越していくためにも、このあたりが踏ん張りどころなのは確かです。