星野リゾート 星野佳路

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全国各地でリゾートホテルを運営し、日本を代表する宿泊業と言われる株式会社星野リゾート。その株式会社星野リゾート代表取締役社長を務めるのが星野佳路さんです。

1960年4月29日生まれ、59歳の星野佳路さんは長野県軽井沢町の出身です。星野家は佐久市で商店を経営していましたが、アテにしていた生糸相場が悲惨なことになったため、軽井沢の山林に温泉を掘り、そこから出てきた温泉を星野温泉と名付け、旅館業を行います。これが1914年のこと。その後、星野さんの父親などが継いでいきます。慶應義塾大学を卒業し、コーネル大学でホテル経営に関する修士課程を修了した星野さん、実家をアメリカの企業で採用されますが、いったん父のもとへ戻ります。改革をしようと奮起しますが、父親と対立し、同族会社でもあったため、辞めざるを終えない状況に。再びアメリカに戻るもののまたしても呼び出されて社長に就任することに。


家業を継いでからの星野さん、最初にしたことはリゾート施設の運営に特化するというもの。リゾート施設の運営に特化し、これまでの土地はすべて手放すという大胆な策に打って出ます。伝統を守ることに囚われていては会社をつぶすだけ、そのように思い切った星野さん、現在はその拠点を全国各地に増やし数百億円の規模にまで成長させます。組織をフラット化させ、自らもフラットな立場で発言を行って、トップダウンではない経営を行っているのも特徴です。社員がどんな仕事でも行えるようにすることで、社員の効率化を図ることにし、繁忙期も閑散期も安定した需要と供給が行えるようになっています。末端の社員にまで売上高やコストといった、本来重役レベルのみが知ればいい情報までオープンにすることで、フラットな環境で仕事が行えると思わせることができます。


星野さんの年収ですが、星野リゾートは非上場のため、年収がいくらぐらいなのか、役員報酬なども出ておらず推測するほかありません。星野リゾートの平均年収は400万円程度、企画や営業職などでは500万円、600万円となっており、数倍させたとして3000万円あたりをもらっている可能性があります。ただ、星野さんの場合は星野リゾートを大成功させた張本人であるため、講演会での人気が非常に高く、テレビにも頻繁に出ています。1回あたりの講演で結構な金額を稼いでいることが考えられるため、実際には1億円以上もらっていたとしても何ら不思議ではなく、結構な収入であることが容易に想像がつきます。