株式会社佐田 佐田展隆の経歴、すべて公開致します!

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20か所以上の採寸を行って作られるオーダースーツを、2万円を切る値段で販売するなど、サラリーマンでも大人気となっているオーダースーツSADA。オーダースーツSADAを運営する株式会社佐田で代表取締役社長を務めるのが佐田展隆さんです。1974年9月23日生まれ、46歳を迎える佐田展隆さんは東京都杉並区の出身です。佐田さんは株式会社佐田の4代目であり、父親なども社長を務めてきました。サッカー少年として高校時代までサッカーをやり、それ以降はノルディック複合の選手になるなど、体育会系まっしぐらだった佐田さん。一橋大学を卒業後、東レに入社します。


しかし、まだ30歳にもなっていない時期に、先代の社長だった父親から会社を継ぐように言われます。株式会社佐田は大手百貨店の下請け工場をしていましたが、その大手百貨店が倒産の憂き目に遭い、そのあおりを受けていました。社長になると佐田さんは黒字化にこぎ着けますが、父親は多額の債務を抱えており、債権放棄やファンドへの譲渡を決断。2008年には一連の動きを終わらせて社長を退任します。ところが、この当時に発生したリーマンショックでファンドも解散、株式会社佐田を巡って堂々巡りのような状態となり、そこに東日本大震災が重なります。会社を安定化させるため、再び佐田さんが社長として招かれます。そこから様々なスポーツチームのオフィシャルスーツや先ほどのオーダースーツなどを考案、株式会社佐田を立ち直らせることに成功します。


オーダーメイドでありながら2万円を切る値段で提供できるのは、処分リスクを考えないで済むこと。既製品は在庫を抱え、場合によっては処分しなければならない可能性が出てきますが、オーダーメイドならその心配はありません。原価率こそそれなりにするものの、在庫を考えないことで納得してもらえるものを安い値段で作る事ができます。その結果、年間に生産されるオーダースーツは10万着以上、創業から90年以上経っても成長をし続けるのは間違いなく佐田さんあってのことでしょう。


スーツを安い値段で提供すること自体は目新しいことではありません。しかし、質のいいものを安い値段でとなると、なかなかうまくいかないのが真実。オーダースーツをいかに安い値段で作り、質のいいものを提供するのか、そこに力を入れる株式会社佐田。オーダースーツに革命を与え、どんな人もオーダースーツが着られる時代を作りました。