富田直美 株式会社hapi-robo st

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ロボットがすべての業務を行うホテルが長崎ハウステンボスにオープンし、話題を集めました。このロボットを手がけたのが株式会社hapi-robo stの社長でもある富田直美さんです。1948年生まれ、今年で72歳を迎える富田直美さんは静岡県の出身です。国際商科大学を卒業した富田直美さんは、田村電機製作所、現在のサクサホールディングスに就職します。海外調査部では、国際ビジネスに関する仕事を行っていました。当時からロボットに強い興味を持ち、ラジコンをやるようになります。


富田直美さんは、これまでに10社以上の会社で働いており、経営者として複数の会社を引っ張ってきました。そのほとんどがITの会社。自らはエンジニアではなかったものの、知識が詳しく、少しでも学びたいという気持ちを持って仕事に臨んでいました。そんな富田直美さんですが、65歳、年金がもらえる年齢になると、もう経営から足を洗おうと考えます。そこにハウステンボスから声がかかり、結果的にロボットが管理するホテルのプロデュースを任されます。アイデア自体はハウステンボスの社長を務めていた澤田秀雄氏のものでしたが、富田直美さんがプロジェクトに積極的に関与し、すべてをロボットが管理するホテルを作り上げて生きます。最大の特徴は不完全なままサービスを始めたことで、色々な改善点を出してもらいながら完全なものを目指していくというやり方です。スマホゲームなどで見られたやり口をこのプロジェクトで用いました。


そんな中、人を幸せにするロボットを作りたいと考えるようになり、株式会社hapi-robo stを2016年に設立します。この会社では自分たちがロボットを作るのではなく、ロボットのプロデュースをします。ハウステンボスで実証実験を行い、より優れたロボットを生み出していくのが狙いです。会長が澤田氏、社長が富田直美さん、これほど強力な組み合わせがない中、令和の時代に通用するようなロボットを世に送り出しています。


富田直美さんの年収ですが、資本金が2億円以上あることから、年収も1000万円を大きく超えている可能性があります。ただお金儲けではじめたわけではないため、過度にもらっていない可能性も考えられます。70歳を超えても夢を追いかけられる、お金には換えがたく、とても夢のある仕事を、富田直美さんは行っており、うらやましい限りです。