三山熊裕 アンファー株式会社社長が考える理想の会社像

スカルプDでおなじみのアンファー株式会社。その会社で代表取締役社長を務めているのが三山熊裕さんです。30年以上アンファー株式会社で予防医学、美と健康をメインに仕事を行い、ここまで会社を急成長させてきました。

実際にアンファーを支えてきた社員たちもまた、三山熊裕さんのイズムを受け継ぎ、仕事に励んでいる人たちばかりですが、実はアンファーでは、新卒で入社を検討する学生向けのページで、かなり具体的に情報の公開を行っています。


どの会社でも、成果主義などを取り入れていますが、その評価はどのように決まるのか、そこで働く社員ですら理解していない部分があります。しかし、アンファーでは個人の業績評価とコンピテンシー評価で決まるとされ、7:3で評価されていくことを明らかにしています。単に数字を出せばいいのではなく、その結果を出すまでにどんな行動をとったのか、仕事のやり方などを最大限数値化しようという考え方があります。実際に個人目標を出すには、単に自分で設定するのではなく、アンファーの経営目標を踏まえ、それぞれの部署にも目標が課され、その中で個人の目標が決まるというものです。

個人の目標を達成するということは、会社の経営目標にもつながっていくため、アンファーは高いモチベーションを保ちながら仕事ができることを示しています。

その一方、アンファーでは、社員数を増やすという明確な目標を設定していないことも明らかにしており、ここにも三山熊裕さんの考えが見え隠れします。

アンファーの企業理念は、「いつまでも美しく、健やかに生きる」ことを挙げており、医師たちの協力の下、予防医学に努め、多くの人の人生を生き生きさせる取り組みを行っています。

 

この企業理念に共感する人に参加してもらいたいというのが、採用時の考えとしてあるため、この時期までに社員をこれだけ増やすというようなことはしていないのだとか。しかも、会社を絶対に大きくさせるというような、どの企業でも当たり前にしていることをアンファーではやっていません。もちろんアンファーとして挑戦したいことはあるものの、人数が限られているため、その人数でできることをやりたい、そのための組織運営を行っていることを示しており、三山熊裕さんが決して急いで会社を成長させず、ジワジワと自然に規模を大きくさせている現実が伝わってきます。

そのような方針で採用活動を行っている中で、アンファーならではの選考として書類選考をしないで応募をした学生全員と一次面接を行うことを掲げています。一般的に名の知れた会社において、就活サイトなどに情報を掲載し、そこを窓口に会社説明会など選考に入ってもらうのが普通です、しかし、アンファーでは、そうした情報だけではアンファーから学生へ伝える情報に限界があり、一方で学生の履歴書などからそのポテンシャルを見出すことにも限度があることを示した上で、会社説明会において、アンファーとはどのようなところかを見せてそこに共感を持てた人を採用したいという思惑があります。三山熊裕さんがそのように考え、より魅力的で、ミスマッチがない形で選考が行えるようになっています。


こうして採用をした社員たちは、研修など様々な形でアンファーの企業理念や三山熊裕さんの思いなどを知り、仕事に励んでいきますが、さらにモチベーションを高めるための施策も行っているところです。

アンファーの全社員に声を掛けていき、アンファーが抱える組織の課題とは何かを把握する他、社員の性格などをしっかりと理解した上で組織運営につながえていくことをしています。

中小企業でもそこまでのことはなかなかできませんが、アンファーでは社員の性格を把握することまで行うなど、適材適所のために努力を惜しみません。また、月に1回、食事会が開催され、ディスカッションも行われます。上下関係、序列に関係なく、自分自身の意見を伝えていく大切さを三山熊裕さんはわかっています。

このようにして、アンファーは30年以上かけて組織を大きくしてきました。新入社員も2年目の若手もみんなイキイキとした顔をしながら働いており、採用ページでのコメントでも若手社員が頻繁に登場するなどフレッシュさを感じさせます。

社員全員の性格などを把握するということは相当大変であり、相当な労力を割かなければなりませんが、三山熊裕さんはそれを惜しまず、熟知した上で決めていきます。世間的な知名度もかなり上がっており、アンファーへの注目度も当然のごとく上がっている最中です。それでも焦ることなく、適材適所に、必要な人材を少しずつ採用していく姿は、企業にとってあるべき姿なのかもしれません。

そのあるべき姿を三山熊裕さんは30年以上示し続けており、「健康と美」というアンファーが掲げる企業理念を邁進していくために今日も前を向き続けます。学生からの人気が高まるのは時間の問題です。